PSP『フェイト/エクストラ』が発売された日。『Fate/stay night』の世界観を再構築し、RPGとして新生させた一作【今日は何の日?】
※本記事は、2023年7月22日にアップした記事を再編集したものです。 リメイク作『Fate/EXTRA Record』も期待 【記事の画像(9枚)を見る】 いまから14年前の2010年(平成22年)7月22日は、プレイステーション・ポータブル(PSP)で『Fate/EXTRA(フェイト/エクストラ)』が発売された日。 本作は人気美少女ゲームブランド・TYPE-MOONのPCゲーム『Fate/stay night』の世界観を再構築し、RPGとして新生させた作品。 『世界樹の迷宮』シリーズなどを手掛け、『ドラゴンクエストビルダーズ』シリーズでも知られる新納一哉氏が制作を手掛けたRPGです。2018年には『Fate/EXTRA Last Encore』のタイトルでアニメ化もされており、ご覧になった方も多いのでは? 本作の舞台は西暦2032年。霊子虚構世界・SE.RA.PH(セラフ)と呼ばれる“電脳世界”での聖杯戦争が描かれることになります。 本作の聖杯戦争は128人ものマスターがいるため、バトルロイヤルではなく週1に回対戦を行うトーナメント方式で進行するという形。プレイヤーはセイバー、アーチャー、キャスターからパートナーとなるサーヴァントを選ぶことができました。 個人的に驚いたのは敵に『月姫』のアルクェイドが登場すること! まさか『Fate』シリーズに『月姫』のキャラクターが登場するとは思っていなかったので、とてもワクワクしました。また、同じく隠しボスとして『空の境界』の両儀式が出てくるのもうれしかったです。 戦闘に関しては“アリーナ”と呼ばれるダンジョン内で発生。戦闘はターン制で、3すくみの関係にある“ATTACK”、“BREAK”、“GUARD”の3つの行動とサーヴァントが習得しているスキルの中から、あらかじめ6つを自由に選択。敵も6つの行動を同時に行い、相性のいい攻撃方法を選択したほうが相手にダメージを与えることができるというものでした。 決戦までに揃えた“情報マトリクス”のレベルによって事前に開示される相手の手の数が決まるといった要素も独特でおもしろかったです。 2013年3月28日には本作の続編となる『Fate/EXTRA CCC』が発売。霊子コンピュータのエラーによって変質したムーンセルが舞台で、主人公のサーヴァント候補にギルガメッシュが追加されたのが特徴でした。 また、BBやパッションリップ、メルトリリス、殺生院キアラなどのキャラクターが初登場した作品でもありました。 TYPE-MOON studio BBが、『Fate/EXTRA』の発売10周年にあたる2020年に『Fate/EXTRA』のリメイク作『Fate/EXTRA Record』を発表したことは、ファンの皆さんならご存じの通り。続報が待たれるところです。