「志望校と違う大学を勧める」「お金の話ばかり…」 受験生が親に言われたくないことは?
先輩保護者から受験生の保護者へ
大学受験を終えた保護者が「こうしてよかった」「こうしたほうがよかった」と思うことのなかから、参考になりそうな声を抜粋して紹介します。 ■保護者の心得 ・親は見守ることしかできない。いつも通りが一番 ・親の価値観は、押しつけるのではなく伝えることが大事 ・「ここなら大丈夫」などと思い込みで発言してはいけない ・ネガティブなことは言わず、わが子を信じる! ・日頃の会話やコミュニケーションが、受験期にも生きてくると思う ・親子ともにメンタルを大事に。いいときはほめ、文句はこらえる ■親にできること ・受験が複雑化しているので、出願などは親子でダブルチェックを ・親の希望を伝えたら、子どもの意思を尊重するといい ・勉強に集中できるように、虫歯などは早めに治しておく ・疲れているときは休養も大事!
河合塾・鈴木さんから
大人はどうしても、自分の経験からわが子にアドバイスしたくなるものです。でも親子関係が順調にいっている家庭ほど、自分軸ではなく、目の前の子どもを軸に考え、話を聞き、見守っているように思います。そのうえで、保護者の方の経験や考えを伝えていくことで、お互いの理解が深まり、それが受験を乗り切る秘訣(ひけつ)になるのではないかと思います。 それでもうまくいかない場合は、学校の先生や塾の先生、スタッフなど、子どもが信頼している第三者に頼るのも一つの手かもしれません。ぜひ、いつも通りを心がけながら、親子で一緒に大学受験を乗り切ってください。 ※河合塾「受験期に関する保護者アンケート/2022年4月実施」「Kei-Net特派員アンケート/2022年9月実施」をもとに構成
朝日新聞 Thinkキャンパス