今季も苦戦のマン・U、上層部がサポーターグループと会談「対話が有益だと信じている」
マンチェスター・ユナイテッドの幹部陣は、本拠地オールド・トラッフォードでサポーターグループ「The 1958」と会談を行ったようだ。 21世紀のマンチェスター・ユナイテッド最高の選手はだれ? 名将サー・アレックス・ファーガソン氏の退任以降はリーグ優勝から遠ざかり、昨季はプレミアリーグをクラブワーストとなる8位で終えたマンチェスター・U。今季も開幕7試合で勝ち点8の14位(2勝2分け3敗)と低迷が続いており、近年は試合前などサポーターの抗議活動も相次いでいる。そんな中、サポーターグループの1つ「The 1958」は、オーナーであるグレイザー一家への大規模な抗議活動のいくつかを主導するなど近年大きな注目を集めていた。 そして『The Athletic』によると、マンチェスター・Uの最高執行責任者であるコレット・ロッシュ氏とファンエンゲージメントディレクターのリック・マクガー氏は、「The 1958」のメンバー4人とオールド・トラッフォードで会談を行ったようだ。「The 1958」は同メディアに対し、以下のように語っている。 「The 1958のメンバーは今週、コレット・ロッシュとリック・マクガーと会談し、ファン代表へと移行する意思を伝えた」 「現在のファンエンゲージメントプロセスに関する懸念と、これをどう改善できるかを話し合った。議題をすべて終えたわけでは無いが、前向きな入口であり、前進するためのプラットフォームになったと感じている。なおファン連合58(FC58)は、The 1958のファン代表部門となる。我々は独立性を貫いている」 マンチェスター・Uの広報担当者は、「クラブとファンの対話が有益であると信じており、このアプローチの一環として様々なグループと随時会合を行っている」と「The 1958」との会談を認めている。 なお『The Athletic』によると、マンチェスター・Uは近年サポーターとの関わりを深めている模様。オールド・トラッフォードの雰囲気改善に大きく貢献した「The Red Army」と定期的に連絡を取っている他、マンチェスター・ユナイテッド・サポーターズ・トラスト(MUST)とも会合を続けているという。さらにジョエル・グレイザー氏も、先週オールド・トラッフォードで行われたファン諮問委員会の会合に出席し、初めてファンと直接交流を持ったようだ。