北陸新幹線“一番列車”に込める思い 能登半島地震の被災地出身の2人が乗務
日テレNEWS NNN
福井県敦賀市まで延伸される北陸新幹線の“一番列車”には、能登半島地震の被災地石川県の珠洲市と中能登町出身の2人が乗務します。一番列車、そして、ふるさと復興への思いを聞きました。 4日、福井県敦賀市のJR敦賀駅では、今月16日の北陸新幹線延伸で新たに開業する金沢と敦賀の間の一番列車の乗務員が取材に応じました。 このうち金沢発敦賀行きの一番列車となる「つるぎ1号」に運転士として乗務するのは、珠洲市出身の新谷均さんです。 つるぎ1号 運転士・新谷均さん(珠洲市出身)「このような大役をいただけるとは思っていませんでしたので、言われた時から緊張している」 また、同じ列車に車掌として乗務する寺沢篤人さんは、中能登町の出身です。 つるぎ1号 車掌・寺沢篤人さん(中能登町出身)「敦賀開業に向けてしっかり準備して開業を迎えたい」 被災地出身の2人は、新幹線の延伸をふるさとの復旧・復興につなげたいとの思いも語りました。 運転士・新谷さん「北陸が盛り上がることを日本全国の皆さんが期待していると思うので、私もその一員として一生懸命頑張っていきます」 車掌・寺沢さん「敦賀開業で能登の方を元気づけられたらうれしい」 復興への思いも乗せた一番列車は、3月16日の午前6時に出発します。