住友金属鉱山24年度生産計画、電気銅は最高の45万4000トン
住友金属鉱山は1日、2024年度の非鉄地金生産計画を発表した。電気銅生産は前年度実績見込（4～12月期実績と1～3月期生産計画の合計）比19・8％増の45万4千トンと過去最高の生産を計画。東予工場（愛媛県）で前年度に定期補修を実施していたため、今期は大幅な増産となる見込み。内訳は上期が22万7千トン（前年同期比21・1％増）、下期が22万7千トン（前年同期見込比18・5％増）の生産を計画する。 ニッケル生産は、電気ニッケルが同9・4％増の6万3100トン、フェロニッケルが同12・2％減の4300トンと計画。電気ニッケルを生産するニッケル工場（愛媛県）では5月と11月にそれぞれ約1週間の定期補修を実施する予定。フェロニッケルは販売条件などを総合的に勘案し、生産調整を実施するため、大幅な減産となる。 貴金属生産は、金が前年度生産計画比17％減の1万5600キロ、銀が同12％減の18万9千キロと計画している。
