“鈴木サミット”が本家の屋敷のある和歌山・海南市で開催 テーマは「苗字をいかしたまちおこし」
読売テレビ
全国で2番目に多い苗字「鈴木」のルーツとされる和歌山県海南市で、“鈴木サミット”が開かれました。テーマは「苗字を活かした まちおこし」。教えを乞うたのは最大のライバル!あの苗字です! 17日、和歌山県海南市に集まったのは…。 「鈴木です」 「鈴木です」 「(4人)全員鈴木で~す」 全国から集まった鈴木さん約60人です。 「鈴木サミット 開催させて頂きます!」 鈴木さんが集まったこの場所。 切通大雅 記者 「鈴木家の本家が代々住んでいた屋敷 "鈴木屋敷"です。まさに全国の鈴木さんの実家です」 鈴木姓のルーツは、海南市の藤白神社近くに移り住んだ神官の一族で、全国で2番目に多い苗字だと言われています。 本家は約80年前に途絶え、屋敷は空き家となりましたが、全国の鈴木さんなどから寄付が集まり、1億7000万円以上をかけて去年、復元されました。自動車メーカーのスズキからの寄付もあったといいます。 しかし、いまいち話題にならず…。 鈴木サミット実行委員長の神出勝治さん 「鈴木姓の方と東京で お会いして、『海南に鈴木さんのふるさとがありますよ』と言ったら、『そんなところがあるの?』と、ご存じない人が多い」 そこで!海南市が全国の鈴木さんに協力を求め、「鈴木サミット」を開催。 昼食には地元で捕れたスズキを振る舞い、士気を高めます! スズキを食べる鈴木さん 「まさに共食いですね」 さらに、最大のライバルにケンカを売る、こんな仕掛けも! 切通大雅 記者 「きょう限定の鈴木屋敷の拝観料です。鈴木さんは無料ですが、佐藤さんは5万円です」 鈴木さん 「さすが鈴木vs.佐藤やなと思います」 「田中がいたら、三つどもえで面白い」 どうすればスズキの街として盛り上げられるのか?悩める鈴木さんの前に現れたのは!? まさかの!佐藤さん!!! 佐藤姓のルーツとされる栃木県佐野市では、市が「佐藤の会」を結成し、グッズを販売!まちおこしでも一歩先を行く佐藤さんに、教えを乞うことに。 佐藤の会のメンバー 「NEW ERA(ニュー・エラ)とのコラボで、これを90度回すと、平仮名で”さとう”、これが大変人気」 「おー」 そして、導き出された まちおこしのアイデアは…。 海南市のプロジェクトチームの河野智己さん 「駅前に鈴木と書かれた巨大なモニュメントを置くことで、フォトスポット化だけではなくて、誰が見ても”鈴木の聖地感”が出る」 「(横に)小さい佐藤を置いてみると、ライバル感が出て 話題性が上がる」 海南市 産業振興課の楠間嘉紀 課長 「あんまり硬い取り組みをしても広まっていかないので、自治体の“わちゃわちゃ”したところを仕掛けにして、佐藤と一緒にキャッチーに発信していけば」 海南市はどう発展していくのか。鈴木さんたちの奮闘は続きます!