「ふくや」スポンサー契約満了に「たいへん残念な思い」アビスパ福岡の川森敬史会長 再契約へ今後も対話継続
J1アビスパ福岡の川森敬史会長が6日、福岡市内で開かれた新体制発表会に出席し、主要スポンサーの一つでめんたいこ製造販売の「ふくや」(本社・福岡市)が1月末でのスポンサー契約満了を表明したことについて「たいへん残念な思いです」と語った。 ■全治約1年、頼りになるDFも復活の始動【写真特集】 2007年からスポンサーを続けてきたふくやの川原武浩社長は昨年末、ネットの投稿プラットフォーム「note(ノート)」で理由を説明。福岡監督に就任が決まった金明輝氏が、21年に当時J1のサガン鳥栖で監督の立場から選手らにパワハラを行った点を受け、福岡で再発したり過去の問題が再燃したりした場合、スポンサーとして信用低下につながるリスクを指摘した。さらに監督選定のプロセスがクラブの基本理念「子どもたちに夢と感動を地域に誇りと活力を与えます」に相違するとの意見も記した。 この点について新体制発表会で問われた川森会長は「ふくや様をはじめ、いろんな方々からのご意見は真摯(しんし)に受け止めて、今シーズンしっかりとした私どもの基本理念が変わっていないことを、言葉ではなく体現しながら、皆さまに感じ取っていただき、またいつの日か一緒にスポンサーという形で一緒に歩んでいける時期が早く来るように、しっかり運営して参りたい。ふくや様ともそのように歩んでいきたい」と回答した。 川原社長は指摘した点が解決すればスポンサー契約を再開する方針で、アビスパに対する予算は来期も計上する予定。川森会長は同社長と年末年始も連絡を取り合ったことを明かし「今週も会う予定もございますし、そこら辺はしっかりこれからも共に歩んでいけるようにしていきたい」と語った。 ▼金明輝新監督にサポーター熱視線、今季の目標明言▼