【エンゼルス3－0タイガース】＠コメリカ・パーク

内野手で球団初の「20－20」を達成したエンゼルスのザック・ネト（MLB Advanced Media）

　日本時間8月30日、エンゼルスは敵地コメリカ・パークでのタイガース3連戦の最終戦を迎え、3対0で勝利。今季ワーストの7連敗をストップし、タイガースの連勝を6で止めた。エンゼルス先発のジャック・コハノウィックスは6回73球を投げて被安打5、奪三振4、与四球0、失点0の好投で2勝目（3敗）をマーク。4番手のベン・ジョイスが3セーブ目を挙げ、タイガース先発のカイダー・モンテロは5回5安打3失点で6敗目（4勝）を喫した。 【動画】エンゼルスのザック・ネトが20号2ランを放つ 　今季ワーストの7連敗を喫し、ア・リーグ西地区の最下位に転落してしまったエンゼルスは、試合序盤からチャンスを生かせない展開となったが、4回表一死1塁からミッキー・モニアックのタイムリー二塁打で先制に成功。5回表二死1塁の場面ではザック・ネトに20号2ランが飛び出し、3対0とリードを広げた。投手陣は先発のコハノウィックスが6イニングを無失点に抑えると、7回以降はロアンシー・コントレラス、ホセ・キハダ、ジョイスとつなぎ、合計8安打を浴びながらも完封リレー。今季最長の6連勝中だったタイガースの勢いを止めた。 　20号アーチを放ったネトは、今季すでに23盗塁を決めており、球団史上8人目（15度目）となるシーズン20本塁打＆20盗塁を達成。過去の達成者は外野手と指名打者ばかりであり、内野手では球団史上初の快挙となった。また、24歳未満での達成はマイク・トラウトに次いで球団史上2人目である。さらに、遊撃手としてシーズン20本塁打をマークするのは、エンゼルスでは1970年に22本塁打を放ったジム・フレゴシに次いで2人目の快挙。2年前のドラフト1巡目で指名され、まだメジャー2年目の23歳というネトだが、今季の活躍で球団の歴史に名を刻むことになった。