日本司法書士会連合会会長 副会長の羽賀容疑者との共犯で逮捕を受け謝罪「極めて重大な事態」
日本司法書士会連合会副会長の野﨑史生容疑者が25日、タレントの羽賀研二(本名・当真美喜男)容疑者らと共謀して不動産の虚偽登記をしたなどとして、強制執行妨害目的財産譲渡仮装などの疑いで愛知県警に逮捕されたことを受け、同会の小澤吉徳会長が26日、公式サイトに声明文を掲載した。 サイトでは「当連合会副会長逮捕に関する会長談話」と題した文書を掲載。「昨日、当連合会の野﨑史生副会長が強制執行妨害や電磁的公正証書原本不実記録などの疑いで逮捕されたとの報道がありました」と認め、「被疑事実の有無については今後の捜査を待つことになりますが、報道内容が事実であるとすれば、そのような行為は到底許されるものではなく、極めて重大な事態であると厳粛に受け止めています。当連合会の役員から逮捕者が出たことは誠に遺憾であり、国民の皆様に不安を与えたことにつきお詫び申し上げます」と謝罪した。 その上で「当連合会としては、捜査に協力しつつ、情報収集に努めてまいります。また、事実を確認の上、厳正に対処するとともに、今後も司法書士制度に対する国民の皆様の信頼確保のために全力で取り組んでいく所存です」と誓った。愛知県警によると、羽賀容疑者は23年6月、元妻の当真麻由容疑者、六代目山口組弘道会傘下組織組長・松山猛容疑者らと共謀。強制執行を免れる目的で、羽賀容疑者が所有する沖縄県北谷町の不動産の所有権が、代表取締役を務める会社に移ったと虚偽の登記をするなどした疑いで逮捕された。県警は野﨑容疑者が登記の実行役だったとみて調べている。