阪神・豊田寛は年俸830万円でサイン「うれしいというよりは悔しいシーズン」
阪神・豊田寛外野手(27)が20日、西宮市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、80万円増の830万円でサインした(金額は推定)。 「初ヒットだったり、いいこともあったんですけど、シーズン全体を見たら悔しいシーズンだったというか、少ないチャンスをものにできなかったかな、というのは自分の中であるので、うれしいというよりは悔しいシーズンになったかな、と思います」。今季は11試合に出場して打率・211(19打数4安打)。6月13日のオリックス戦(京セラ)でプロ初安打をマークするなど、1軍の舞台で経験を積んだ。 一方、7月下旬以降は2軍暮らしが続き、大手を振って喜べる1年間ではなかった。それでも今月17日まで行われた高知・安芸での秋季キャンプで進化の兆しを見せ、藤川新監督からキャンプMVPに選ばれるなど、アピールにも成功。来季こそはブレークを果たすべく、「今年やってみて、『1軍で戦わないと意味がないな』というふうに思ったので、1年間、1軍で戦えるように、そんなシーズンにしたいなと思います」と意気込んだ。