特別列車「開通90周年号」を出迎えた内堀知事ら＝JR磐城塙駅

　JR水郡線の全線開通90周年を記念した「ふくしま鉄道博」の記念セレモニーが1日、福島県塙町で行われ、関係者が節目の年を祝った。特別列車やレトロラッピング列車も運行し、住民や鉄道ファンらが水郡線の魅力を改めて実感した。 　郡山と水戸を結ぶ水郡線は1934年12月4日に全線開通した。久慈川などの美しい景色を楽しむことができる路線として「奥久慈清流ライン」の愛称で親しまれている。 　内堀雅雄知事らが磐城塙駅で特別列車を出迎えた。セレモニーでは、内堀知事が「100周年、150周年を迎えることができるよう、盛り上げていきましょう」と話した。JR水戸支社の下山貴史支社長らがあいさつした。 　セレモニーのほか、ジオラマの展示やトークショーなども行われた。鉄道博は11月30日から開かれており、同日は児童絵画展の表彰式や、水郡線利活用のアイデア発表などが行われた。