万博警備警察官に警察庁長官が訓示 ローンオフェンダー対策など言及
大阪・関西万博の開幕まで半年を切る中、警察庁の露木康浩長官が20日、大阪府警本部(大阪市)を訪れ、万博の警備担当者ら約70人を前に「開催地警察として不可欠な準備に力を注ぎ、万博の成功に向けた警備対策を着実に進めてほしい」と訓示した。 【写真】万博の警備について訓示をする警察庁の露木康浩長官=2024年11月20日、大阪府警本部、光墨祥吾撮影 万博は来年4月から半年間、大阪市の夢洲(ゆめしま)で開かれ、国内外から計約2800万人の来場者が想定されている。 露木長官は「会場内外の警備対策を徹底し、要人を含む来場者の安全と、円滑な運営の確保が重要な責務だ」と述べた。単独で攻撃を図る「ローンオフェンダー」やサイバー攻撃、テロへの対策のほか、交通対策や雑踏事故の防止といった総合的な対策が求められると話した。 露木長官は19日、万博のシンボルである大屋根リングの上を歩くなど会場を視察。ヘリで会場周辺の交通の流れなども確認した。(光墨祥吾)
朝日新聞社