【小野アムスデン道子さんに40代が相談!】円安でもお得に旅する方法はありますか?
割引は事前に確認しておく
●入館割引は有効に利用。公共交通の割引もチェック 「美術館・博物館などは、海外でもシニアや学生には割引があるところが多いです。割引を受けるにはパスポートの提示が必要です。また、チャージのできる専用カードのみ割安の1日パスの使用が可能(ハワイのHOLOカードなど)という公共交通機関もあります。最近はキャッシュレスが増えてきており、現金はお釣りが出ないなど不利になるケースも。交通機関の使い方とお得な乗車方法は調べていきましょう」
●飲食のハッピーアワーなどお得時間帯を狙う 「欧米を中心に、飲食店では夕方の早い時間帯や夕食後の遅い時間帯に、『ハッピーアワー』という割引を設定しているところが結構あります。事前にお店のHPなどを見て、狙って行くのもいいですね」
いろいろと、ちりつも節約
●クレジットカードに付いている保険やサービスをチェック 「クレジットカードには海外旅行保険を付帯しているものも多いと思いますが、利用付帯といって、旅行代金の一部や旅行に付随する交通機関などの支払いを条件にしているものも多いので、必ずチェックしておきましょう。その上で保険加入の必要性を検討するといいでしょう。 また、クレジットカードには空港でのラウンジや都市部に無料休憩所を運営しているものもあります。ワイキキでは、無料でトロリーに乗れるクレジットカードも。海外でのサービスをチェックしておきましょう」 ●海外のホテルには、歯ブラシ&歯磨き剤がないところが多い 「海外ではラグジュアリーホテルなどを除いて、ハミガキ、スリッパ、パジャマはないところが多いです。歯ブラシ&歯磨き剤を買おうにも近くにコンビニやスーパーないという場合も多いので、必ず携帯すること。その他に、忘れて痛い出費になりがちなのは、携帯の充電ケーブル、充電器、変換プラグなど」 ●持ってるとちりつも節約なウォーターボトル 「海外でもミネラルウォーターが用意されているホテルが多いと思いますが、最近、さらにウォーターサーバーがあって水を汲めるようになっているところが増えています。今や、アメリカの都市部では水も5ドル近くしたりと、かなりお値段がはる場合もあるので、ウォーターボトルを持っていると節約できます。 円安対策に節約法など上げましたが、あまり細かい損得比較をしていると、せっかくの旅も楽しくありません。航空運賃を含む交通費、宿泊費、飲食費、ツアー費など大口の出費項目はあらかじめ予想もつくもの。それに何かちょっとしたお得や割引が使えて特だったわという気持ちでいるのが旅を楽しむコツだと思います」
小野アムスデン道子さん 日本旅行作家協会会員。世界有数のトラベルガイドブック「ロンリープラネット日本語版」の編集を経て、フリーランス・ライターへ。旅と食や文化、アートなどライフスタイルについての執筆や編集、翻訳多数。OurAgeでも「大人ならではの旅の楽しみ方」を提案する連載「世界中からいただき!美&元気のモト」が大好評。夫は米国人男性、米国ポートランドと日本を行き来しながらの生活を送っている