キャサリン皇太子妃

ケンジントン宮殿は今年1月、キャサリン妃が腹部の手術を受けた後、公務復帰は早くても「イースター明け」の4月になると発表した。声明文では今後の復帰目途とともに、彼女の健康状態についてあまり詮索しないよう国民に伝えた。 【写真】赤・青・黄色..キャサリン妃の原色コーデをふり返り 「ウェールズ皇太子妃はこの声明によって関心が高まることを十分理解しています。子どもたちにできる限り通常の生活を続けて欲しいと皇太子妃は願っています」 ケンジントン宮殿は1月29日、妃は手術を受けたロンドン・クリニックを退院し、ウィンザーにある私邸アデレード・コテージで静養していると発表した。その後、ウィリアム皇太子は「素晴らしく、優しい」看護師が2人ついているとシェアした。しかし、ケンジントン宮殿はその後、キャサリン妃の経過は「重要な新しい情報」がない限り、アップデートしないと付記した。 ところが2月27日、ウィリアム皇太子はギリシャ最後の国王コンスタンティノス2世の追悼式を「個人的事情」で急遽、欠席した。詳細不明の欠席はキャサリン妃の病状について憶測を招きかねないことに気づいたケンジントン宮殿は、「引き続き、妃の経過は良好」と国民に報告した。 しかしこの日、チャールズ国王の義理のはとこ、トーマス・キングストン氏が45歳の若さで急死し、オンライン上でロイヤル・ファミリーに対する関心が急増。このことも相まって、突如ネットでキャサリン妃の病状についての憶測が爆発的に増加する結果になった。

キャサリン妃が最後に公の場に姿を見せた、昨年のクリスマス。

ケンジントン宮殿は、キャサリン妃の病状を発表した時から必要な情報以外は国民に知らせないと明確にしていたが、この沈黙をきっかけにさまざまな陰謀論がオンライン上で飛び交った。 キャサリン妃についての情報が共有されない一方で、同時期にがんの診断を受けたチャールズ国王の体調や公務スケジュールなどは、すべて公にされている。 また、国王は「励ましやお見舞いのメッセージを多く受け取っていることに心から深く感謝を述べたいと思います。がん患者ならお分かりのように、こうした優しい思いやりは最大の慰めと励ましになります」と個人的メッセージも公表した。もちろん、キャサリン妃はチャールズ国王とは立場が異なるが、公務に就く高位メンバーで、ロイヤルファミリーの中でも有名なメンバーでもあるだけに、情報がないことを心配する人は多い。 キャサリン妃が最後に公の場に姿を見せたのは昨年のクリスマスの日。ロイヤルファミリーが揃ってサンドリンガムの教会に礼拝に向かった時だ。ケンジントン宮殿が発表したように、妃の公務復帰はイースター明け（今年のイースター・サンデーは3月31日）になる予定だ。ネットにどんな憶測が流れようと、キャサリン妃に関する答えが出る可能性は、当分ないだろう。