阪神・岡田監督「守り勝ちですよね」 木浪-中野で五回華麗に併殺完成 木浪「流れが変わるプレーでもあった」
「阪神5-2DeNA」(3日、京セラドーム大阪) 虎将の第一声が勝利の核心を表現していた。 【写真】失策のサトテルに「教えた自分が悪かった」苦笑いの鳥谷氏 モデルのようないで立ち 「守り勝ちですよね」 象徴的なのは1点差に迫った直後の五回1死一塁だった。石上の二遊間への打球を阪神遊撃・木浪聖也(29)が横っ跳びで捕球し、倒れたまま二塁ベースカバーに入った中野拓夢(27)に右手でトス。中野が素早く一塁に転送し、併殺を完成させた。ピンチの芽を摘み取った好守。木浪は「流れが変わるプレーでもあった」と胸を張った。 三回にも1死一塁から二遊間で二ゴロ併殺を成立させていた中、六回には中野が、度会の右前に抜けようかという打球に飛びついて二ゴロに。中野が「守備からリズムをつくれて良かった」と振り返ったように、鉄壁の二遊間が伊藤将を救い、チームをもり立てた。 岡田監督が掲げる「守りの野球」を体現した白星で“らしさ”が戻ってきた。「ほんま守り勝ちや」。指揮官は最後にもう一度、同じせりふで締めくくった。