井桁弘恵、『私の町の千葉くんは。』は「アラサー特有の“揺らぎ”が描写されているので共感しちゃいます」
およそ6年前、若手俳優の登竜門として知られる『ゼクシィ』の11代目CMガールとして一躍注目を集めた井桁弘恵さん。その後も『仮面ライダーゼロワン』でのライダー役を皮切りに数々のドラマや映画に出演。トークバラエティ『おしゃれクリップ』のMC、『ヒルナンデス!』のレギュラーにファッション誌の専属モデルなど、活躍はとどまることを知らず、マルチな才能を発揮している。 ――10月スタートのドラマ『私の町の千葉くんは。』では初恋相手とその弟、2人のイケメンに挟まれる主人公・マチを演じますね。人気漫画原作のラブストーリーですが、井桁さんは作品にどんな印象を持ちましたか? 井桁弘恵さん (以下、井桁) :脚本を読んだ時、少女漫画らしいポップさがある一方で、感情の揺れ動きが丁寧に描かれているところにグッときました。私が演じるのは、本能的な恋を求めながらも、自分のことを俯瞰してしまう女性。本能と理性の間で揺れ、葛藤しているところが人間らしく、リアルなんです。甘めのシーンも多く、ぜひスマホではなく大きめの画面で見てじっくりキュンキュンしてもらいたい! マチの目線に立って、疑似恋愛体験ができるドラマだと思います。 ――今回主演を務めるということで、どんな意気込みで作品に臨んでいますか? 井桁:今までは主演となると「しっかりしなきゃ」「元気でいなくては」と、自分のことで必死だったんです。でも経験を重ねるにつれ、少しずつどう立ち振る舞うべきかわかってきて、冷静に周りを見られるようになってきました。今回はむしろ意気込みすぎず、心に余裕を持って取り組みたいな、と思っています。 ――マチは井桁さんと同じ27歳。ご自身と重なる部分も多いのではないでしょうか。 井桁:そうですね。27歳って、30歳という節目が見えてきて、思い悩むことが多い年頃だと思うんです。恋愛でいうと、20代前半までは頭よりも心で突っ走ることができたけれど、27歳ともなると現実的に物事を考えるようになって、気持ちにブレーキがかかりやすくなる。仕事面でも、一年一年を無駄にしちゃいけないという焦りが出てきたりしますよね。このドラマではそういうアラサー特有の“揺らぎ”が描写されているので、共感しちゃいます。 ――井桁さんは笑顔の印象が強く、悩んだり焦ったりする姿があまり想像できないですね。 井桁:いやいや、人一倍ありますよ! ネガティブだし人見知りだし、しょっちゅう考え込んでしまいます。ポロッと出た自分の発言に対して「なんであんなことを…」とぐずぐず後悔するタイプ。見た目のままの性格ではないかもしれません。 ――それは意外! 井桁:ただ、テレビでお見せしている笑顔は本物です。バラエティに不慣れだった頃は、いつワイプに映るかわからないから、VTRを見ながら無理矢理笑顔を作っていた時もありました。ずーっと笑っているのって結構難しいんですよね。それでどうしようと考えた時に、本当に楽しんで笑えばいいんだと思うようになって。試行錯誤した結果、今はどんなVTRでも自分なりの面白ポイントを見つけられるようになりました。バラエティを全力で楽しんでいるから、皆さんに笑顔のイメージを与えることができているのかもしれません。 ――俳優業をやりながらモデルもやり、バラエティにも積極的に出演しているのが井桁さんのすごいところ。今日も『ヒルナンデス!』の収録があったとか。日々、めちゃくちゃお忙しいのでは。 井桁:いくつかのことを並行してやっていたほうがストレスが少ないんです。飽き性だし、ひとつのことだけをやり続けるのが向いていないのかもしれません。バラエティのお仕事をすることで、俳優の仕事に新鮮な気持ちで取り組めるし、その逆も然り。たとえスケジュールが詰まっていたとしても、ガラッと違うことをすると気持ちを切り替えながらお仕事に向き合うことができるんです。 井桁さん演じるマチは高校教師。転入生のイケメン・悠人 (山下幸輝) はマチの初恋相手・悠一 (犬飼貴丈) の弟で、高校時代の彼に瓜二つ。初恋の記憶が蘇るなか、悠一とも再会を果たし、兄弟の間で揺れ動く。トライアングル・ラブストーリー『私の町の千葉くんは。』は10月9日より毎週水曜24:30~テレ東系で放送。10月2日21:00~U‐NEXTで各話1週間独占先行配信。 いげた・ひろえ 1997年2月3日生まれ、福岡県出身。ドラマ『伝説の頭 翔』 (テレビ朝日系) 、『VRおじさんの初恋』 (NHK総合) など話題作への出演作が続く。『おしゃれクリップ』 (日本テレビ系) MC、雑誌『MORE』 (集英社) の専属モデルなど多岐にわたって活躍している。「Google Pixel」の新CMも必見。 トップス¥53,900 (マーレット/リトルリーグ TEL:0800-100-2274) ※『anan』2024年10月9日号より。写真・日野敦友 スタイリスト・木津明子 ヘア&メイク・川嵜 瞳 インタビュー、文・間宮寧子 (by anan編集部) あわせて読みたいanannewsBeauty 井桁弘恵「人生も体作りも、セオリーにとらわれずいろんなことにトライしてい…2023.11.1anannewsEntame 井桁弘恵「食べることよりも睡眠時間」 美しく健康に過ごすためのマイルール2021.11.8anannewsEntame ゼクシィCMガール&現役早稲田生・井桁弘恵 持ってる資格がスゴイ! ? 2019.2.9anannewsBeauty MEGUMI「深く落ち込んで何も感じなくなったときこそ、動くことが大切だ…2024.9.24anannewsBeauty 畑芽育「秋口のメイクにぴったり」 最旬“グラデチーク”で大人キュートな表…2024.9.20