ドジャース・大谷（提供・共同通信社）

　「ドジャース４－１２ダイヤモンドバックス」（３日、ロサンゼルス） 　ドジャースの大谷翔平選手（２９）が３日（日本時間４日）、オールスター戦（１６日・アーリントン）の先発野手を決めるファンによる最終投票でナショナル・リーグの指名打者（ＤＨ）部門でトップとなり、４年連続４度目の選出を果たした。選出発表後のダイヤモンドバックス戦では４打数１安打。初回の打席で中前打を放ち、ファンに感謝の気持ちを伝えた。 　攻撃の口火を切った。すっかり１番打者が板についてきた大谷が１点を先制された直後の初回の打席で快音を響かせた。この日がメジャーデビュー戦だった２１歳メナがカウント１－１から投じた３球目、外角ボール気味の１５０キロツーシームを中前へはじき返した。 　ルーキーの出鼻をくじいた一打。後続の四球で二塁に進むと、３番フリーマンの中越え１２号３ランで生還した。４番Ｔ・ヘルナンデスにも一発が飛び出し、リードをさらに広げた。 　試合前に米大リーグ機構がオールスターゲームのファン投票最終投票の結果を発表。１次投票で２７７万あまりの票を集め、「フェイズ２」に進んでいた大谷は６３％の得票率で次点のシュワバー（フィリーズ）に大差をつけ、ナ・リーグ指名打者の枠を獲得。４年連続４度目のスタメン出場を決めた。 　前夜は２７号逆転２ランを含む３安打固め打ち。試合後に「いい感覚を継続できている」と自信を見せた大谷は、２戦連発こそならなかったが、“御礼打”で票を投じてくれたファンへ感謝の気持ちを伝えた。 　試合は先発ストーンが３回４失点ＫＯ。救援陣も乱れて１６被安打１２失点の大敗を喫した。打線も二回以降はわずか２安打。首位打者＆ホームランキングの大谷も２打席目以降は悪い流れを断ち切れなかった。日本時間５日（現地時間４日）は米国独立記念日であり、自身の３０歳の誕生日だ。気持ちを切り替え、次の試合に臨むだけだ。