ノリスがオランダGPで最終周FL&22.8秒差圧勝劇で今季2勝目!フェルスタッペン、ルクレールが表彰台…角田裕毅は展開に苦しみ17位|F1
角田は33/72周目に2度目のピットストップを行い、ソフト、ミディアム、ハードとつないだ。 34周目にはピアストリもピットに入り、上位勢はすべてタイヤ交換義務を消化。35周目でトップはノリス、2番手は7秒差でフェルスタッペン、そこから5秒後方に3番手ルクレール、4秒後ろに4番手ラッセル、そこから4秒差で5番手ピアストリという順番になった。上位勢はほぼ全車ミディアム→ハードとなり、これでほとんどのマシンが何もなければ最後まで走り切る展開となった。 ノリス、ピアストリ、サインツらがファステストラップを塗り替えながら周回を重ね、先頭のノリスはコントロール状態に入っていく。 50/72周目が近づくと、ハミルトンは1ストップで最後まで走り切るのが難しいと判断し、2ストップ作戦に切り替える。6番手走行中のラッセルも55/72周目にピットへと入り、ソフトの第3スティントに入った。 第3スティントの角田は、ストレート区間が速いローガン・サージェントの後ろでトレイン状態になり、17番手からポジションを上げられず。ラップペースも失う手詰まり状態となる。
トップのノリスは快調に飛ばして、残り8ラップの65周時点で2番手フェルスタッペンとの差を18秒まで広げた。 そしてファイナルラップにノリスはタイムを1:13.817まで短縮し、ファステストラップを叩き出して今季2勝目となるトップチェッカーを受けた。2位フェルスタッペンに22.8秒差を付ける圧勝劇となった。 2位は母国レースのフェルスタッペン。2021年から3連覇中だったが、4連覇を逸する形になった。そして3位にはルクレールが入っている。 4位ピアストリ、5位サインツ、6位ペレス、7位ラッセル、8位ハミルトン、9位ピエール・ガスリー、10位フェルナンド・アロンソまでが入賞となった。 VCARB勢は1ストップのダニエル・リカルドが12位だった。2ストップが奏功せず、サージェントに最後までフタをされ続けた角田は17位と、フラストレーションの溜まる一戦となってしまった。