【オリックス】今季初の連勝ならず「自分らで結果を出していくしかない」中嶋聡監督が挙げた復調への課題
◆パ・リーグ オリックス4―5楽天(10日・京セラドーム大阪) オリックスが今季初の連勝を逃し、1日で単独最下位に戻った。中嶋監督は「競った試合をどうやって取っていくのかが、非常に大事になる。しっかり勝ち切ること」と課題を挙げた。延長10回に5番手・山崎が決勝点を献上。指揮官にとって同じぐらい痛かったのは、攻撃であと一押しが出なかったことだ。 結果的に分岐点となったのは8回だ。無死一塁で4番・セデーニョがリーグ単独トップの3号2ランを放ち同点。さらに2死二塁とチャンスを広げ、福田に代打・頓宮を送った。開幕から1安打と苦しむ昨季首位打者。簡単に2球で追い込まれると、1ボールを挟んで空振り三振に倒れた。 開幕4番を務め、西川や森とともに得点源として期待される頓宮。この日は森とともに早出で打撃練習を行い、現状打開へ必死だ。21打席連続無安打で本塁打、打点はともに0。中嶋監督は「ほんとこれも、自分らで結果を出していくしかない。何とか、と思うんですけど」と復調を信じる。 打線全体は2度目の2ケタ安打を記録し、最後も2死二、三塁と相手守護神・則本を追い詰めた。リーグ4連覇には不可欠な和製大砲のバット。後退はできない。(長田 亨)
報知新聞社