オタリアが書き初め披露、くわえた筆で「巳」を丁寧に書き上げ…アシカは福笑いに挑戦
仙台市宮城野区の仙台うみの杜水族館で3日、アシカの仲間「オタリア」のチェン(オス、20歳)が書き初めを披露した。口にくわえた筆で干支(えと)「巳(み)」を丁寧に書き上げ、観客を楽しませた。
オタリアの書き初めは今年が5回目で、1、2日も行った。来場者が間近で見守る中、チェンは飼育員の誘導で、まっすぐな線を1本ずつ引いた。作品は13日まで、同館のエントランスで展示する予定。
家族で訪れた東京都練馬区、小学2年の女児(7)は「ちょっと怖かったけど上手だった」とほほえんだ。
アシカが福笑いに挑戦する催しもあった。頭を動かして「おたふく」の顔枠に目、鼻、口のパーツを接着テープで付けると、観客から笑いやどよめきが起きた。
アシカやイルカなどが登場するショーは毎日4回行われており、13日までは正月にちなんだパフォーマンスを繰り広げる。同館広報の佐藤優奈さん(27)は「今年は開館10周年なので、さらに多くの人に笑顔や感動を届ける一年にしたい」と話した。