【インドネシア】アスエネの排出量クラウド、SMBCが導入
二酸化炭素(CO2)排出量の算出などのクラウドサービスを手がけるアスエネ(東京都港区)は19日、同社のクラウドサービス「ASUENE(アスエネ)」を、三井住友銀行(SMBC)のインドネシア法人バンクSMBCインドネシアに導入したと発表した。金融ポートフォリオ全体での脱炭素推進に向け、持続可能な金融活動への対応強化を図っていく。 ASUENEは、CO2排出量の見える化、削減、報告をするクラウドサービスで、複雑な排出量の算出業務をサポートする。温室効果ガス排出量を計測する手法を開発している国際組織「PCAF」のガイドラインに基づいて排出量の算定ができる。 今回の導入は、ホワイトラベル(相手先ブランドでのサービス提供)の形で、SMBCインドネシアが同クラウドサービスを投融資先企業に提供していく。 各社にスコープ1(自社の直接排出量)、スコープ2(他社から供給を受けた電力などによる間接的な排出量)を入力・開示してもらうことで、SMBCインドネシアは、全15項目のスコープ3(サプライチェーン=供給網=全体での排出量)を算定でき、効果的に排出量の見える化を進めていく。