鳥獣被害防げ! 課題解決をビジネスに
同社の小谷栄二社長は、野生動物を駆除することなく共生できる環境が大事だとし、「自社の製品が共生への一助になればと思っている」と開発の経緯を語る。 根室の吉田水産は、ヒトデを原料とした液体忌避剤「強臭力」を開発した。シカへの実験では臭いをかいだ瞬間に逃げ出す効果が確認された。ヒトデはホタテを水揚げする際に一緒に取れてしまう、使い道のない厄介者。これを有効活用した形だ。現在、クマ用の強臭力を開発中だという。 杉村さんは、いずれの事例も社会課題を解決する取り組みをビジネスへと結び付けている好事例だと評価し、「北海道の地から日本の課題を解決するような製品、技術がより多く生まれることを期待したい」とエールを送った。 (2024年9月7日放送、テレビ北海道「けいナビ~応援!どさんこ経済~」より)