潜水艦の修理費で「不適切処理」か 関係のない経費、捻出の疑い
潜水艦修理をめぐる川崎重工業の裏金問題を受け、防衛省側は特別防衛監察を実施している。防衛省関係者によると、防衛監察では、潜水艦の修理予算の「不適切な処理」が海上自衛隊で長年行われていた疑いが浮上しており、川重の「裏金」との関連を調べているという。 防衛省はこれまでに潜水艦に乗艦する約1500人にアンケートし、結果を基に聞き取りを進めており、中間報告を年内にまとめる方向で検討している。 関係者によると、具体的には、艦の修理と直接は関係がない経費が、修理費から捻出されていた疑いがあるという。
朝日新聞社