サウスウエスト航空とエリオット、和解案の協議開始-関係者
(ブルームバーグ): 米サウスウエスト航空の取締役会の支配権を巡り、米ヘッジファンド運営会社エリオット・インベストメント・マネジメントとサウスウエストは和解案について協議を開始した。順調に進めば、委任状争奪戦を回避できる可能性がある。事情に詳しい関係者が明らかにした。
一部の関係者によると、エリオットは自ら指名した候補者をサウスウエスト取締役会に送り込むが、支配権は握らない枠組みを提案した。
協議は19日時点で決着に向けて進展しているが、最終決定には至っておらず、交渉が決裂する可能性もあるという。両社の担当者はコメントを控えた。
エリオットはこれまで、8人の取締役候補を指名し、12月10日に臨時株主総会を開催することを要求。これに対しサウスウエストは、エリオットの候補者から3人まで起用できる和解枠組みを提供するなど、建設的な解決策を見いだすため取締役会としてあらゆる取り組みをしたと主張。また、臨時株主総会の開催要求は不要かつ不適切だと表明した。
原題:Southwest, Activist Elliott Said to Begin Settlement Talks (1)(抜粋)
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Crystal Tse, Matthew Monks, Mary Schlangenstein