5児の育児、家事と仕事をワンオペでこなす、敦子さんのリアルなライフスタイル|STORY
大学生から小学生(大1、高1、中2、小4)まで、双子を含む4男1女、5児の母としてモデルから助産師へと転身した敦子さん。ただでさえ大忙しなのにワンオペで育児家事もこなしながらの受験勉強を経て、看護学校、助産師学校も卒業。国家資格も取得されているというから驚きです。今も毎日フルタイムで働くパワーの源を探るべく、リアルな日々のライフスタイルに迫ります。
敦子(あつこ) 「JJ」の専属モデルや「VERY」の表紙を飾るなどモデルとして活躍。2021年、看護学校を卒業し看護師免許を取得。その後1年間、助産師学校に通い2022年3月に助産師資格を取得。同年4月より病院勤務の助産師として活動中。
急にお産で呼び出されたときは子ども達にも家事を手伝ってもらって
STORY編集部(以下同)――助産師の仕事はフルタイムで、夜勤もあるとお聞きしました。睡眠時間は取れているのでしょうか? 結構寝ています(笑)。まとめて、となるとあんまりかもしれませんが。朝はだいたい6時ぐらいに起きて、子ども達より少し早く家を出る感じです。私が出る時間になると子ども達みんなが「ママ、もうそろそろ出ないとっ!」と逆に促してくれます。 ――ストレス発散法はどうされていますか。 家でお酒を飲むことでしょうか。時々、ご飯だけ作っておいて友達と飲みに行ったりもします。だいたい家事が全部終わってから家で飲み始めます。そしたらもう絶対に動かないモードになりますので、子ども達が動いてくれるんです(笑)。ワインを飲むことが多いですが、昨日は麻婆豆腐だったのでビールでした。 ――何気ない日常の中に、息抜きタイムを上手に作っている様子が伺えます。 ただ、当直(オンコール)があって飲めない時はストレスです。家でスタンバイする日があって、お産が急に来ると電話がかかってきて病院に呼び出されるんです。この前、急に呼び出されたときは、「お小遣いあげるから洗濯回しといて!」と、子どもに千円あげました(笑)。お産もいつ終わるかわからず、呼び出されたらすぐには帰ってこられないことも多いので、間に合わない時は子どもに指示して用事を頼むこともあります。 ――お小遣いをあげたらすぐ動きますか? いや~そうでもないですね。金額にもよります。1000円じゃ動かなくて、一度動かすのに5000円払ったこともありました……。動く子と動かない子がいて、頼む子が偏ってしまい不公平になるので、そういう場合はちょっとお小遣いを足してあげたりして。 ――ご家庭のごはん事情はいかがですか。 唐揚げとハンバーグはだいたい2キロ。玉ねぎとかパン粉でカサ増ししたりして。お肉はジャンボパックしか買わないです。それすらも2、3パックになってしまって。イチゴなんかは特に酷いです。大人気だから食べてもいい数を決めておかないと大変なことになるんですが、人数が多いから、1パックあっても「1人3粒!」とか。ちょっと可哀想な会話が登場します。でも、食べていいか聞かないで食べる子もいるんです! いろんな子がいるから社会勉強にはなるかな。冷蔵庫に大事にとっておいて入れてあるものは、なくなっているのが当たり前。 ――名前を書いておけば大丈夫ですか? いや、名前を書いておいても食べる子は食べる! 洗い物も一人一皿ずつだと大変なので、大皿で出して取り皿を渡して、プラス白ご飯といった感じです。「普通の家は5合とかなのに、8合、9合炊いているのって普通じゃないよね?」と、子ども達と言っていました。今のところ1升炊きの炊飯器で朝タイマーをかけてお弁当と朝ごはんにしたり。お弁当は高校生の分だけになったので、今は1個だけ作ってます。