テア・シュテーゲン負傷を受け、かつての“ライバル”ブラボが代役に名乗り?「準備はできている」
バルセロナに所属するドイツ代表GKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンの負傷を受けて、かつての“盟友”が立ち上がったようだ。 テア・シュテーゲンに関しては22日に行われたラ・リーガ第6節ビジャレアル戦(○5-1)に先発出場していたものの、1-2で迎えた前半終了間際、ハイボールを処理しようとジャンプした後、着地の際に右ひざを負傷。同試合から一夜が明けた23日、バルセロナが検査結果を報告し、右膝の膝蓋腱を完全断裂したことが明かされた。 現時点でクラブから離脱期間は明かされていないものの、スペイン『ムンド・デポルティーボ』や『マルカ』などの現地メディアによると、約8カ月ほど離脱を強いられるという。2024-25シーズン中の復帰は難しいと予想されており、残るシーズンはスペイン人GKイニャキ・ペーニャがバルセロナのゴールマウスを託される見込みだ。 2016-17シーズンから不動のGKに君臨し、今季からはキャプテンも託されたテア・シュテーゲンの長期離脱が決まり、バルセロナには激震が走っている。今季も守護神に君臨するテア・シュテーゲンは、ここまで行われたラ・リーガ6試合、チャンピオンズリーグ(CL)の1試合と公式戦全試合に出場。2014年夏の加入以降は、公式戦通算420試合でゴールマウスを守ってきた。 このような状況を受けて、かつての盟友でありライバルが立ち上がった。その存在とは、元チリ代表GKクラウディオ・ブラボ。バルセロナで公式戦75試合に出場したブラボは、2014年夏にテア・シュテーゲンと同じタイミングで加入。いわば“同期入団”の間柄だ。それだけでなく、1つのGKの椅子を争って切磋琢磨し、基本的にはブラボがラ・リーガで、テア・シュテーゲンがCLを含めたカップ戦でゴールマウスを守っていた。 現在41歳のブラボは昨季限りで前所属先のベティスを退団しており、8月26日には現役引退を発表していた。だが、アラブメディアの『winwin』を通して「もしバルセロナが『僕を必要だ』と電話をかけてきたならば、引退を取り消す準備はできているよ」と発言。テア・シュテーゲンの長期離脱を受け、現役引退を撤回する可能性を示唆した。 2014-15シーズンから2シーズンにわたって正GKを務めたブラボは、2016年夏にマンチェスター・シティへ完全移籍。仮にブラボの加入が実現するならば、9シーズンぶりの古巣復帰となる。
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