玉城デニー知事「地域医療向上に大きな期待」 米軍キャンプ跡地に移転する琉球大学病院を視察 2025年1月に開院予定
玉城デニー知事は18日、米軍キャンプ瑞慶覧の西普天間住宅地区跡地(宜野湾市)に移転する琉球大学病院を視察した。琉大の西田睦学長、琉大病院の大屋祐輔病院長、宜野湾市の松川正則市長から説明を受け、「地域の医療水準のさらなる向上に大きな期待を持っている」と述べた。 【地図】移転する琉大病院 跡地利用の2案 琉大病院は来年1月の開院、医学部は4月の開設を予定する。西田学長によると、9割程度は完成し、12月に関係者の内覧会を検討している。 大屋病院長は、スポーツ関係の再生医療に力を入れるなどの先進的な取り組みを紹介。開院後に医療従事者や学生など関係者の通勤、通学が増え、周辺道路の渋滞で救急車の緊急搬送が遅れる懸念も示した。 玉城知事は「国や宜野湾市とも連携し、取り組んでいきたい」と述べた。(社会部・下里潤)