勝利を呼んだ末永のシュート（維新みらいふスタジアムで）

　サッカーJ2レノファ山口はリーグ戦第16節の19日、山口市の維新みらいふスタジアムで藤枝MYFCと対戦。後半アディショナルタイムの劇的ゴールで2―1として3連勝を達成した。 　自陣からパスをつないで攻撃を組み立てる戦い方を選択。ピッチの幅をいっぱいに使って相手を揺さぶりながら得点を狙った。前半23分、素早いパス回しで左サイドを崩すと、DF新保海鈴がゴール前に浮き球のボールを送り、FW若月大和が体を投げ出しながら頭に当ててゴール左に押し込んだ。 　抜群のボール奪取力を持つMF相田勇樹が37分に負傷交代するも、素早い攻守の切り替えを続けて相手に決定機を作らせず、1点リードで試合を折り返した。 　後半は守勢に回る時間が長かった。18分、コーナーキックから同点に追い付かれると、選手を入れ替えて立て直しを図った。終盤にはDF平瀬大を前線で起用するなどして得点を狙うと、最終盤にドラマが待っていた。 　追加時間に突入した48分、左サイドから攻撃を仕掛けてゴール前の混戦に持ち込むと、FW末永透瑛が左足で放ったシュートが相手に当たってゴール右下に吸い込まれた。試合は直後にタイムアップ。勝ち点3を積み上げた。