移籍を考えるべき? 出場機会に飢える外国人Jリーガー(9)ケガがもったいない…。敵を切り裂くブラジル産アタッカー
2月に開幕した明治安田生命J1リーグも第17節までを消化し、シーズン後半に差し掛かっている。期待通りの活躍を見せる選手がいる一方で、高い能力を有していてもクラブの事情などで出場機会が与えられない外国人がいる。今回は今季のJリーグで出場機会が得られていない外国人選手を紹介する。(成績は『transfermarkt』を参照)
FW:ダニーロ・ゴメス(ブラジル出身) 生年月日:1999年2月5日 所属クラブ:アルビレックス新潟 今季リーグ戦成績:7試合0ゴール0アシスト アルビレックス新潟所属のダニーロ・ゴメスは、一級品のスキルを持っているだけにとても扱いに困る選手だ。 ブラジルの名門サンパウロのアカデミーからキャリアをスタートさせたダニーロは、国内リーグでキャリアを積み、2023年に新潟へ加入した。 右サイドを主戦場とする同選手は昨季リーグ戦14試合に出場。その大半が途中出場だったが、ドリブル数はチーム3位の42回を記録し、魅力であるドリブル技術とスピードを活かした縦突破を随所に見せていた。 2年目のJリーグで年間通しての活躍が期待された今季は、第10節サンフレッチェ広島戦で同点に追いつく起点を作るなど、スーパーサブとしてチームの中でも貴重な存在となっているが、怪我で離脱する期間もあり、本領発揮とは至っていない。 先発出場できればJ屈指のサイドアタッカーとなれる資質を持ってはいるが、怪我の多さからかスタメンに定着するまでには至らず、今季のスタメン出場は1試合に留まっている。それでも、第17節のFC町田ゼルビア戦では試合終盤に4試合ぶりの出場を果たした。後半戦でゴメスがどのようなパフォーマンスを見せてくれるのか期待だ。
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