センバツ21世紀枠の選考委員に杉山愛さん テニス女子日本代表監督
今春の第97回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催、朝日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力)の第2回運営委員会が10日、大阪市内であり、21世紀枠特別選考委員を新たにテニス女子日本代表監督の杉山愛さんに委嘱することを承認した。 杉山さんはテニスの4大大会で当時女子歴代最多の62回連続出場を記録。ダブルスでは全米、全仏、ウィンブルドンで優勝し、世界ランキング1位にも立った。引退後はスポーツコメンテーターや指導者として活動してきた。デザイナーの佐川明日香さんが制作した優勝、準優勝、参加章の各メダルも認められた。 出場校を決める24日の選考委員会の模様は、大会公式サイト「センバツLIVE!」でライブ配信される。組み合わせ抽選会は3月7日で、前日には出場校の主将による懇談会「キャプテントーク」も実施する。出場校による甲子園練習や大会初戦の応援を対象にした応援団賞、公募始球式も行う。 21世紀枠9校と都道府県高野連からの推薦校124校(前年比1校減)が出場候補校として承認された。地区別選出校30校の内訳は、北海道1▽東北3▽関東・東京7(関東5校と東京1校を選んだ後、残り1校は両地区を比較)▽東海3▽北信越2▽近畿6▽中国2▽四国2▽九州4。関東は昨秋の明治神宮大会で横浜(神奈川)が優勝し、神宮大会枠1枠が割り当てられた。21世紀枠は2枠。 大会は3月18日から13日間(準々決勝、準決勝翌日の休養日を含む)、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開かれる。【長宗拓弥】