【欧州】トヨタ“2代目”「C-HR」なぜ日本で売らない!? 最新版は“プリウス顔”の超カッコイイ「クーペSUV」に! 初代「大ヒット」でも未導入な理由とは
国内ではすでにコンパクトSUVが「飽和状態」!?
そんな2代目C-HRは、欧州トヨタのウェブサイトで「常識を覆すスタイル」と銘打たれるなど、個性の強さをアピールしていますが、ヨーロッパ諸国では好意的に受け入れられているようです。 また未導入の日本国内からも「かっこいい!」「日本でも早く売って欲しい」といった反響がSNSなどに多数寄せられています。
ただ今のところトヨタからは2代目C-HRの日本市場導入のアナウンスはなく、国内販売はないという見方が強い状況となっています。 一方で、2代目C-HRの意匠登録が日本の特許庁にされていたほか、右ハンドルの2代目C-HRが公道を走行している目撃情報がSNSで拡散されるなど、国内販売の可能性が高くなってきたのではと受け取れる動向も見られています。 初代は、日本のみならず世界中にコンパクトSUVを定着させた先駆者といえますが、今では無数のコンパクトSUVが各メーカーから登場しています。 フルラインナップをうたうトヨタの販売戦略により、コンパクトSUVは「ライズ」、「ヤリスクロス」の2モデルがあり、そのすぐ上には「カローラ クロス」がラインナップするという隙間のないモデル展開が広がり、もはや2代目C-HRが入る隙間がないようにも映ります。 しかし2代目C-HRには、スポーツグレード「GR SPORT」が設定されています。 このスタイリッシュなクーペスタイルで「スポーツSUV」というキャラクターは、市場拡大が続く現在の国内コンパクトSUVクラスにはまだないことから、まだ十分に活躍する「余白」があるともいえそうです。 再導入の期待をしても良いのではないでしょうか。
佐藤 亨