契約更改交渉に臨んだ楽天渡辺翔（撮影・山田愛斗）

　楽天渡辺翔太投手（24）が26日、仙台市内の球団事務所で契約交渉に臨み、1200万円増の年俸4000万円で更改した。「本当にまず2年で（計）100登板をすごい評価してもらいました。順位は4位で終わったんですけど、やっぱり来年優勝に向けて戦力として大事だと言ってもらったので、まずは優勝に向けて頑張りたいです」と話した。 　2年目の今季は49試合に登板し、7勝2敗、12ホールド、防御率3・04だった。51試合に登板し、8勝3敗、1セーブ、25ホールドだった昨季に続いて中継ぎとしてフル回転した。「振り返ると結構しんどかったシーズンでもありますし、やっぱ悔しかったことの方が多かった」と語った。 　その上で「去年はすごい淡々と投げてた感じなんですけど、今年はいろいろなことを学んで、一番学んだらいけない恐怖心を学んだ。その恐怖心を、来年以降はこの経験を糧になくしていきたいです」と振り返った。 　「すごい先発したいです」と先発への意欲を明かしたが「でも監督から中継ぎとして頑張ってくれと言われたので、中継ぎをやります」とリリーフとしてチームに貢献する。勝ちパターンへの思いも強い。「やっぱりセットアッパーをしたいし、先発の前にもう1回すごい成績を残して先発を目指したい。来年は50試合登板、防御率1点台を目標に頑張ります」と力を込めた。（金額は推定）