木戸大聖、先輩で社長の小栗旬から刺激「追いかけたい」 俳優業への思いや転機も語る
自然体を大切に 負けず嫌いな性格も明かす
写真集でさまざまな表情を見せている木戸だが、ブレない自分らしさとして“自然体”を大切にしているという。 「お芝居も『何も意識せず自然体でいるのが一番いいよ』と言われることが多いんです。役を演じているけど、ちゃんと自分のフィルターを通して、自分とかけ離れたものをやろうとせず、そこにいるほうが良さが出るということだったので、どんな髪型やどんな景色、どんな時間帯だとしても、自分が旅を楽しむとか、ちゃんと自分でいてカメラを意識しすぎないようにしています。かっこつけている自分は嘘だなと思うので」 自然体でいられるようになったのは「ここ数年」とのこと。 「昔はもっと人見知りでしたし、作っている部分がありました。でも、自分のままでいるほうがいい評価をもらえるし、自分としても疲れないなと。相手も最初の印象と違って裏切られたとなるより、初めから自分のありのままを見てもらうほうがいいと思うようになりました。演技もちゃんと自分が感じるというか、もちろんお芝居をするんですけど、作ろうとすると嘘がバレる感じがするので、自然体で演じるのがいいのかなと思っています」 また、自身の性格は「負けず嫌い」だと捉えている。 「意外と熱すぎるというか、悔しさが如実に出るタイプです。それがたまに足を引っ張ることもありますが、個性かなと。18歳からお芝居に関わらせてもらっていましたが、デビューは20歳で、スタートラインに立てない2年間があったので、そこでそういうマインドが生まれたと思います。自分より年下や同い年の子がもうドラマに出ていて、自分はまだテレビで見ている側というのがすごく悔しかったので」 悔しさをバネに着実に俳優として存在感を高めている木戸。ここから芸歴8年目に突入するが、初心を大切にしていきたいと語る。 「お芝居だけでなく、いろんな経験をさせてもらってきた7年間の中で、人との関わりだったり、そこへの感謝だったり、初心を忘れないというところは、経験を重ねてきた時ほど忘れてはいけないなと思います。作品ごとに毎回新鮮な気持ちで現場に行くこともそうですし、新しく出会うスタッフさんや共演者の方へのリスペクトは、初めに持っていた感覚を忘れないようにしていきたいです」