木戸大聖、先輩で社長の小栗旬から刺激「追いかけたい」 俳優業への思いや転機も語る
■『ゆりあ先生の赤い糸』『9ボーダー』の反響も実感 その後、テレビ朝日系ドラマ『ゆりあ先生の赤い糸』やTBS系ドラマ『9ボーダー』などでも存在感を示して話題に。木戸自身、地上波の反響の大きさを感じ、代表作の上書きもできているのではないかと手ごたえを感じている。 「テレビ離れと言われていますが、やはりドラマを見ている方はしっかりいますし、リアルタイムで反応がわかるというのはテレビドラマならではだなと思います。『ゆりあ先生』や『9ボーダー』をきっかけに知ってくれて、後から『First Love 初恋』を見るという方もけっこういるので、そういう意味では上書きできているのかなと思います」 飛躍を遂げる中、自身の成長や変化はどのように捉えているのだろうか。 「毎回演じる役も違い、共演する方もスタッフさんも違うので、毎回作り上げて、クランクアップしたらそれを壊してまた0から積み上げるという作業をしていますが、その繰り返しによって、今までテレビで見ていた方とお芝居するときの度胸や、ぶつかっていく精神力は得られたと思いますし、積み上げていくスピード感も少しずつ変わってきたと思います」 特に緊張した先輩俳優として、『万博の太陽』(テレビ朝日)で共演した唐沢寿明を挙げ、「負けちゃダメだと思いましたが、昔から見ていた方なので緊張しました(笑)。でも役柄的に自分のお見合い相手のお父さんで、緊張があってよかったので、 そこは逆に生かせていたかなと思います」と振り返った。 視聴者として作品から力をもらってきた木戸が、多くの人に力を与える立場に。 「いろんな方が作品を見てくださって、『仕事が大変だったけどドラマを見て楽しめました』とか『また頑張ろうと思いました』といった感想をくださると、日々の癒やしになるんだなと。自分もドラマが大好きで、毎週の楽しみで育ってきたので、そういう力がお芝居にはあると思うと、もっともっと頑張りたいと思いますし、自分が力をもらってきた側から与える側、そして与えていかなきゃいけない側になったんだなと思います」