熊本「都市高速道路」、環境アセスメント想定した基礎調査へ…熊本市中心部と九州道・熊本空港結ぶ
熊本県と熊本市が計画する市中心部と九州自動車道、熊本空港を結ぶ都市高速道路について、市は3日、環境影響評価(環境アセスメント)を想定した基礎調査を実施することを明らかにした。来年1月に事業者選定の一般競争入札を行い、今年度中に結果を取りまとめる方針。 【地図】熊本市
市道路計画課によると、調査では「熊本都市圏北連絡道路」「熊本空港連絡道路」「熊本都市圏南連絡道路」の3本の高規格道路の整備に関連して、市周辺の動植物について有識者への聞き取りを行う。調査内容は、環境アセスメントの対象となった場合の書類の作成に活用する。
市は11月29日に一般競争入札を公告した。来年1月10日に入札を実施する予定。事業費は今年度一般当初予算に計上した約2億6100万円を充てる。
都市高速を巡っては、2021年6月に県と市が策定した広域道路交通計画に整備を明記。昨年11月に有識者委員会が設置され、大まかなルートなどを示す概略計画の作成に向けた準備が進んでいる。