坂本花織が〝同門〟壷井達也の活躍に涙「真下に涙を垂らして泣いた」
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第4戦NHK杯初日(8日、東京・国立代々木競技場)で、世界女王の坂本花織(シスメックス)は〝戦友たち〟から刺激を受けている。 【写真】坂本が涙した壷井達也の演技 この日のショートプログラム(SP)では「会場に入る前から緊張していた」というが、冒頭でダブルアクセル(2回転半ジャンプ)を降りると、3回転ルッツ、3回転フリップ―3回転トーループの連続ジャンプも着氷。今季世界最高の78・93点で首位発進を決めた。演技後には「今日は1個1個すごい丁寧にできた。朝の公式練習はちょっと動きにくいなと思っていたけど、試合前のアップとかで動いていたら結構動きも良かった」と振り返った。 男子SPでは同門の壷井達也(シスメックス)が85・02点で3位につけた。後輩の活躍を映像で見ていた坂本は「一緒に練習してきたたっちゃんがすごい演技をしたので、自分もやらなきゃってすごい思った。めちゃくちゃ練習していたので、その成果が出て涙が出そうだった。でもメイクが終わった後だったので、泣いたらあかんと思って、真下を向いて真下に涙を垂らして泣いた」と照れ笑いを浮かべた。 現在の坂本は世界選手権3連覇中だが、今季は2026年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪を意識して鍛錬を積んでいく構え。「今年の1試合1試合が来年に響く」と気を引き締めて、今後の戦いに挑む。
東スポWEB