室根神社特別大祭、25日から 一関、「袰先陣」児童ら初参加
一関市室根町で25~27日に開かれる室根神社特別大祭に向け、地元住民が準備を進めている。高齢化が進行する中、国重要無形民俗文化財に指定されている「マツリバ行事」の一つ、「袰(ほろ)先陣」には今回初めて小中学生が参加。伝統をつなごうと関係者が対策を練り、地域一丸となって祭事や協賛行事を繰り広げる。 月明かりが照らす室根支所駐車場。祭りまで約1週間となった17日、仕事や学校を終えた住民35人ほどが集まり、江戸時代の領主の行列を模した袰先陣の練習を行った。長さ約4メートルの毛やりや重さ約8キロの先箱を携えバランスを取りながら、「馬子(まご)唄」に合わせて列をそろえた。 27日未明のみこし担ぎは一般参加が可能。一関市内の成人男性が対象で25、26日に室根神社の社務所付近で販売するはんてん(5千円)の着用が必要となる。