志田彩良×伊武雅刀、互いの“裏切られた”魅力は? 『裏切り飯』撮影の醍醐味を語り合う
伊武雅刀「一緒に食べたい人と一緒に食事をする。それが幸せ」
――このドラマは中京テレビ(愛知・岐阜・三重)での放送となりますが、見逃し配信もあり、全国の視聴者の方がご覧になると思います。特に注目してほしい見どころを教えてください。 志田:実在するお店が毎回登場するので、まずはそこに注目してほしいです。本当に一つひとつのお料理が美味しいので、「この県に行ったらこれを食べよう」というようにグルメ本的な感覚で見ていただけたら。同時に、榊原と真理子の成長や家族との話も描かれるので、人間ドラマとしても楽しんでいただけると思います。 伊武:我々も色んなところに行きましたからね。行った先々の料理も美味しいし、そこから人を描いていくというのは切り口として面白い。今までにあまりない形のドラマになっているんじゃないかと思います。 ――お二人が撮影の中で食べられた中で特にお気に入りだった料理、もしくは驚いた料理はありましたか? 伊武:それは、お楽しみということで。でも、驚かれる方も多いと思います。まさか!というような料理が出てきますから。 志田:私は第1話に登場するグラタンが、それだけのために足を運びたくなるくらい美味しくて忘れられないです。またドラマには登場しないんですが、同じお店のラザニアも美味しかったので、ぜひ食べていただきたいです。 ――グラタンもラザニアも両方食べられたんですね! 志田:はい! エキストラの皆さんがラザニアを食べられていたので、伊武さんと一緒に少しだけ味見させていただいて。 伊武:ああ、あれね。美味しかったよね。 志田:お店の方々もすごく優しくて、スタッフの皆さんにもお料理を振舞ってくださって、いつもみんなで「美味しいね」って言いながら食べていました。 ――現場の楽しげな雰囲気がお話から伝わってきました。一方で、伊武さん演じる榊原社長は強面ゆえに部下たちから恐れられていて、一人で食事をすることに孤独を感じている役柄です。伊武さん自身も誰かと食べることに喜びを感じますか? 伊武:やっぱりね、一人で食事をするのは辛いですよ。例えば、どこかレストランに行くとしても、一人だと通される席もトイレの近くだったりして孤独を感じますよね。一緒に食べたい人と一緒に食事をする。それが幸せじゃないかと思います。 (取材・文=苫とり子)