長崎銀行が増収減益 コア業務、2010年以来の最高益 9月中間決算
長崎銀行(長崎市)が6日発表した2024年9月中間決算は、売上高に当たる経常収益が前年同期比6・2%増の25億5400万円、純利益が同9・0%減の1億8100万円だった。増収は2期ぶり、減益は5期ぶり。 本業のもうけを示すコア業務純益は同21・7%増の2億5200万円。5期連続で増え、中間期としては2010年以来最高益に達した。 貸出金利息や有価証券利息配当金のほか、投資信託や保険の手数料収入が増加。一方で、店舗の移転統合により特別損失を計上した。 貸出金残高は個人向けと中小企業向けが増え、前年9月末比1・5%増の2720億円。日銀の利上げに伴う金利上昇を背景に、預金獲得に注力した結果、預金残高(譲渡性預金含む)は同7・7%増の2835億円に伸びた。 25年3月期業績予想は、純利益を当初予想より6千万円多い2億円に上方修正した。