【カブト RYUKI インプレ】システムなのに軽い! 快適装備も満載で幅広く活躍できる
チンガードを大きく跳ね上げられるシステムヘルメット。フルフェイスの空力性能と安全性、ジェットの気軽さを併せ持つのが特徴だ。ただし機構が複雑なため、通常のヘルメットより帽体が大きく重くなりがち。一方、カブトの「RYUKI」(リュウキ)はHPで「軽量システムヘルメット」を謳っている。実際の使い心地はどうなのか、さっそくチェックしてみた。 【画像】カブト「RYUKI」試用インプレッションをギャラリーで見る(4枚)
便利なアイテムを多数搭載しながら、実測でも軽かった
メットを被ったまま会話したり、飲食ができたりするため、街乗りやツーリングで何かと役立つシステムヘルメット。でも、長時間走行すると、重さのため、首や肩が疲れてしまいがちだ。軽いシステムヘルメットがあれば、とても重宝するに違いない。 そこで「軽さ」をアピールしているシステムヘルメット、RYUKIの実物を手にしてみると、確かに軽い。もちろん機能がシンプルなフルフェイスと比べれば重みがあるけど、RYUKIはチンガード開閉機構に内蔵サンバイザー、ワンタッチバックルという様々な装備を満載して、この軽さなのだ。 さっそく重量を測定してみると、1772g(Lサイズ、ホワイトメタリック)。リーズナブルなシステムヘルメットで同様の装備だと1800gオーバーになるのが普通なので、RYUKIは十分軽い部類だ。ちなみに同社製の内蔵バイザー付きフルフェイス「カムイ3」は実測で1625g(Lサイズ)だった。 ●価格:4万1800~4万5100円 ●サイズ:S、M、L、XL ●規格:SG
被り心地はまさに快適、視界がクリアで日射しにも強いのも魅力!
被って走り出しても、やはり軽い印象だ。着用感は、頭全体と頬を均等にホールドし、快適。額のベンチレーションは、直接走行風を感じるタイプではないものの、キッチリ換気している感覚がある。50km//h程度から、走行風がアゴ下から頬に流れ、息苦しさがないのがいい。冬場は寒いぐらいだが、夏場は涼しいだろう。 乱流を抑えるウェイクスタビライザーの恩恵もあり、100km/hでも帽体は安定。浮き上がりや、不快な風切り音もなかった。 そしてサンバイザーがとても快適。ノーズガードが同社のラインナップでも特に大型で、サンバイザーとのすき間が少ない。外部との明暗差が少なく、視界がクリアだ。開閉レバーは押し始めに少し力が必要だが、サッとスムーズにオンオフできる。