【カブト RYUKI インプレ】システムなのに軽い! 快適装備も満載で幅広く活躍できる
UV&IRカットシールドとサンバイザーで日射しシャットアウト
これに日射熱を防ぐUV&IRカットシールドを組み合わせる。紫外線を99%、赤外線を74%防ぐ高機能ポリカーボネートを使用し、300Wの白熱灯を照射した実験では、30分後の温度が通常のシールドより約10度低かったという。 実際、冬晴れの昼間に使ってみた。普通のシールドでは目元がジリジリする感覚があるが、RYUKIは快適。サンバイザーと併用することで、高い日射し効果を発揮してくれる。 少し気になったのは、アウターシールドがやや柔軟なため、左手にあるつまみで全閉状態にしようとしても、たわんでなかなか閉まらなかった。ただし微開状態にするには便利で、シールド中央を押せば簡単に閉まる。
【まとめ】街乗りもツーリングもOK、価格もちょうどいい
RYUKIは、システムヘルメットながら軽量のため、疲れにくいのが最大のポイントだ。2時間程度被っていたけど、首や肩の疲労が少なかった。 加えて、チンガードのオープン機能とマイクロラチェットバックルで着脱にストレスがないのも魅力。ツーリングや普段使いに大いに役立つだろう。インカムへの対応も万全で、活躍の幅が広いシステムヘルメットだ。 価格帯は4万円台。格安のシステムヘルメットは2万円台、高額モデルでは6万~7万円台なので、RYUKIはほどよい価格帯と言えるだろう。 筆者としては、個性的なデザインもアドバンテージと考える。直線基調で力強い鎧兜風のフォルムは他にはない斬新さだ。また、平面的なプリントではなく、微妙に凹凸のあるカーボン調エンボス処理が多用され、これもカッコイイ。 性能も価格も優秀なので、デザインが気に入った人が購入してソンはしないハズだ。
沼尾宏明