『Stellar Blade』のPC版は2025年内のリリースを目指す PC版の売り上げは家庭用ゲーム機版を上回ると開発元は予測
『Stellar Blade』のPC版は2025年内のリリースを目指す PC版の売り上げは家庭用ゲーム機版を上回ると開発元は予測
『Stellar Blade』のPC版は2025年内のリリースを目指しているという。本作を開発するSHIFT UPが2024年第3四半期(Q3)の決算報告を発表しており、その質疑応答にて『Stellar Blade』のPC版リリースについて言及された(こちらのページにある「[3Q Results] 3Q 2024 Business Performance Results SHIFT UP_241112.pdf」という資料の10ページ目)。 「Stellar Blade」画像・動画ギャラリー 質疑応答では『Stellar Blade』の「プラットフォーム拡張の時期と、期待される成果」について質問されている。資料では、「2025年内のPC版リリースを検討している」と書かれている。また、AAAゲームにおけるSteamの市場シェア拡大や『黒神話:悟空』の世界的な成功についても言及されている。こういった動向を考慮すると、PC版の売り上げが家庭用ゲーム機版を上回るだろうと同社は予測しているそうだ。 質疑応答では、PS5版『Stellar Blade』のこれまでの業績と2024年末までの見通しについても質問されている。資料によると、PS5版は2024年第3四半期(Q3)までに安定した売り上げを維持していたそうだ。IPの価値を高めて勢いを維持するため、継続的にパッチやアップデートを配信してきたとのことだ。『NieR:Automata』のDLC配信と継続的なマーケティング活動をもって、プラットフォーム拡大までIPの人気を維持する予定だという。 同社は、この勢いのままPC版のリリースにつなげたいと考えているのだろう。資料で言及された『黒神話:悟空』は発売2週間で1800万本も売れており、Steamでの同時接続者数の多さも話題を集めた。同じアジア産タイトルかつ、同ジャンルのアクションRPGなので『黒神話:悟空』について言及されたのだろう。 質疑応答では、同社が2027年以降にリリース予定の「Project Witches」の最新情報があるかどうかについても質問された(同作について言及された過去記事も参照)。資料によると、現在も変わらずに「Project Witches」は2027年以降のリリースを目指して開発中だそうだ。同作の具体的な続報については2025年の前半になるそうで、そのときに「ユーザーや市場とのコミュニケーションを考えている」とのことだ。 発表では『Stellar Blade』の成功が語られているが、一方で『勝利の女神:NIKKE』の「エヴァンゲリオン」コラボの業績がやや低迷したとの言及もあった。同社はコラボキャラがユーザーにじゅうぶん共感されていなかったと分析しているようで、2025年のコラボイベントでは2024年に実施したコラボで得たフィードバックを反映していくそうだ。
重田雄一