公務中にポンプ車を横付け、監督務める野球チームの試合観戦…消防士長が部下2人引き連れ
公務中に、監督を務めていた少年野球チームの練習試合を観戦したとして、杵築速見消防組合(大分県杵築市)は17日、山香出張所の男性消防士長(38)を戒告の懲戒処分にした。 【図】いろいろありました…「おわび」記者会見
発表によると、消防士長は杵築消防署に勤務していた5月18日、公務中にもかかわらず、杵築市内の小学校グラウンドで行われた少年野球チームの練習試合を午前と午後の2回、計3時間ほど観戦した。
消防士長は部下2人と防火水槽や消火栓の点検に当たっていたが、業務の合間に消防ポンプ車を学校のグラウンドに横付けし、部下2人も引き連れていた。10月に同署と市に匿名の投書があり、判明した。
消防士長は「休みを取れなかったので見に行ってしまった。迷惑をかけて申し訳ない」と話しているという。
同組合は部下2人と、当時の上司3人を文書訓告とした。