トヨタ カローラクロス〈いま新車で買えるクルマカタログ〉性能と価格のバランスの良さはクラストップレベル
カローラクロス:インパネ内装&シート
コラム高から上のインパネの造形は他のカローラ系とほぼ同じ。高くなったカウルトップやベルトラインに合わせて全面部の傾斜を強めたり、センターコンソール部との繋ぎ方を変更しているが、一目でカローラ系と認識できるデザインは踏襲されている。 後席格納は一般的な分割シングルフォールディングを採用。格納時の床面段差が大きくなるのが玉にキズだが、深さに余裕があり、後席使用時の荷室容量はクラストップレベルの487Lを実現している。 ◆頭上空間にゆとりをもたせた実用的なキャビンパッケージ。センターコンソール上にはディスプレイオーディオが配置される。 ◆コンパクトSUVとしては最大級のスペースを確保。もっともベーシックなG”X“を除いたグレードのフロントシートは、サイドサポートを備えるスポーティシートを採用。また、Zにはヒーター機能も標準装備される。 ◆後席格納はシンプルな前倒式のため、床面に段差が生まれてしまうが、OPのラゲッジボードやラゲージアクティブボックスを装着することでフラットな床面として使うことも可能。
カローラクロス:パワートレーン
サスチューンは乗り心地を強く意識した味付け。切れ味を勝負するタイプではないが、高速安定性も高く、ツーリングモデルとして高い資質を持っている。初期型のガソリン車はパワー不足が否めず、ハイブリッド車に比べると見劣りしてしまうが、一部改良後の2Lガソリン車は、最新のダイナミックフォースエンジンを採用したことでハイブリッド車との差が大きく縮まっている。
カローラクロス:モデル変遷
────────── 【2021年9月:初期型】カローラクロスを発売 ────────── パワートレーンは1.8Lガソリン車と1.8Lハイブリッド車を選択可能。駆動方式はガソリン車は2WD(FF)のみになるが、ハイブリッド車には2WDとリヤに駆動モーターを配置する4WDも選ぶことができる。グレードはガソリン車は4タイプ、ハイブリッド車は3タイプが用意される。発売当時の月販目標台数は4400台とされていた。 ────────── 【2023年10月:最新型】一部改良を実施。パワートレーンを刷新するとともに、安全装備/コネクティッド機能を充実 ────────── ハイブリッド車は、すべての電動モジュールを刷新した1.8Lハイブリッドシステムに変更。ガソリン車は、従来の1.8Lエンジンから、低燃費・高出力を実現する2.0Lダイナミックフォースエンジンに変更されている。 メーターパネルをフル液晶化し、視認性が向上した12.3インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイをZグレードに標準装備している。 ボディカラーは新色マッシブグレーを含む8色を設定。ハイブリッド車にはツートーン3色を追加している。 さらに安全支援システムを進化。ドライバーのステアリング・ブレーキ操作をサポートするプロアクティブドライビングアシストや、プリクラッシュセーフティに交差点右折時の対向直進車および右左折時の対向方向からの横断歩行者検知機能を追加するなど、Toyota Safety Senseの機能が拡大されている。 車載ITのコネクティッドナビ対応のディスプレイオーディオを設定したほか、10.5インチの大画面ディスプレイ、車内Wi-Fiを設定。 ・G“X”【CVT】218万4000円[2WD] ・G【CVT】241万円[2WD] ・Z【CVT】290万円[2WD] ・HYBRID G【電気式CVT】276万円[2WD]/296万9000円[4WD] ・HYBRID S【電気式CVT】298万円[2WD]/318万9000円[4WD] ・HYBRID Z【電気式CVT】325万円[2WD]/345万9000円[4WD]