「犯罪の被疑者になるかも…」保釈金名目で約600万円の被害
BBCびわ湖放送
警察を名乗る男から「犯罪の被疑者になるかもしれない」などと言われ、25歳の男性が保釈金名目でおよそ600万円を騙し取られました。警察は、詐欺事件として捜査しています。 詐欺被害にあったのは、大津市に住む25歳の男性会社員です。警察によりますと、男性は今月10日、航空会社の従業員を名乗る男から、男性の名前で航空券が購入され、キャンセルされているという電話を受け取りました。 男性が身に覚えがないと告げたところ、電話を代わった女から、「誰かに乗っ取られている。警察に連絡しておく」などと言われました。その後、警察を名乗る別の男からの電話で、「犯罪資金を洗浄するために利用されていて被疑者になるかもしれない、保釈金として1000万円が必要」などと言われ、これを信じた男性は、16日までの間におよそ600万円を指定された口座へ入金しだまし取られたという事です。 警察では、「保釈金が必要」という話が出た場合、詐欺とみて警察に相談するよう注意を呼び掛けています。 なお、警察や弁護士といった人物をかたり保釈金や示談金などを請求するいわゆるオレオレ詐欺の被害額は、県内では、4月末時点でおよそ1億6000万円確認されていています。