レディー・ガガ、男性ではないかという初期の噂を否定しなかった理由について語る
レディー・ガガは20代の頃、実は男なのかと常に聞かれていたという。確かに奇妙な質問だが、38歳のこの歌手は、そうした質問に対し確信とユーモアを持って対応していたと語っている。Netflixの新シリーズ『WHAT’S NEXT? ビル・ゲイツと考える未来の展望』の第2話で彼女は、マイクロソフトの共同創業者である大富豪に対し、この噂を否定しようと思ったことは一度もないと説明した。 ゲイツに対しガガは、「20代前半の頃、私が男性だという噂があったんです。世界中を回りました。ツアーやレコードのプロモーションで世界中を旅して、ほとんど全てのインタビューで……ネット上に加工された画像が拡散されていたんですが、“あなたが男性だという噂があります。それについて何か言うことはありますか?”と(聞かれました)」と話している。 この問いに対するガガの答えは、彼女について、そして彼女がキャリアを通じてLGBTQ+コミュニティの強い味方であり続けてきた理由、そして社会の固定観念に当てはまらないリトル・モンスターたちの希望の光であり続けてきた理由について、知っておくべきことをすべて教えてくれる。「私がその質問に答えなかったのは、その嘘で自分が被害者になったとは思えなかったからです。そして、“同じことを問われている若い人が、私のような公人が(そのことで)恥を感じていると思ってしまうのではないか”と考えたんです」と彼女は語った。 そして、「私は噂を修正することが他の人々の幸福にとって最善の策ではない状況に置かれたことがあります。その場合、私は別の方法で考えさせ、混乱を引き起こそうとしました。誤った情報を利用して、別の混乱を引き起こすポイントを作り出そうとしたんです」と説明している。 現地時間2024年10月4日に全米公開される映画『ジョーカー』の続編『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』にハーレイ・クイン役で出演している彼女は、2011年のアンダーソン・クーパーとのインタビューで、その噂についての質問を一蹴し、「なぜ私が自分の時間を無駄にして、ペニスがあるかないかについてプレス・リリースを出すんですか? 私のファンは気にしてませんし、私も気にしてません」と語った。 ガガは、「20歳の頃から、自分について嘘が書かれることには慣れていました。私はパフォーマーです。ちょっと面白いと思っています」とも述べている。数日前に彼女は、ニューヨーク大学ティッシュ芸術学部の元同級生数名が作成し彼女のスターへの夢を嘲笑った「ステファニー・ジャーマノッタ(ガガの本名)、お前は決して有名にはなれない」という古いFacebookグループが再び話題になった際、同じく前向きなコメントで反応した。 最後に笑ったのは【グラミー賞】を13回受賞し、【アカデミー賞】も受賞しているガガであることは明白だが、キャリアの初期に自身が経験した嫌がらせについて彼女は、「大学で一緒だった人たちが、かつてこれを作ったんです。だから、人から疑われたり、けなされたりしてもあきらめてはいけないんです。前進し続けなければなりません」と投稿した。 レディー・ガガは、タイトル未定の7thアルバムからの先行シングルのリリースに向けて準備を進めている。彼女は最近、アルバムは2025年2月にリリース予定で、タイトル未定の新曲は10月にリリース予定だと明らかにした。また、最近ブルーノ・マーズとのコラボ曲「Die With a Smile」が米ビルボードのグローバル・チャートで3週連続1位を獲得した。