【週刊プロレス】マリーゴールドの石川奈青が旗揚げ戦必勝祈願「プロレスラーとして絶対に勝ちたい!」“お芝居の人”元アクトレス勢にライバル心【女子プロレス】
石川奈青はなぜマリーゴールドに入団したのか
話題の女子プロレス新団体「マリーゴールド」の石川奈青が4月某日、東京・門前仲町にある成田山深川不動堂を訪問。5月20日に東京・後楽園ホールでおこなわれる旗揚げ戦に向け、必勝を祈願した。 マリーゴールド所属7選手のスペシャルグラフ
小川代表への参戦直訴、即決した入団の打診
「旗揚げ戦のカードはまだ決まってないけど、やるからには勝ちたいし、勝たないと。プロレスラーとして私は勝ちにこだわりたい。誰が相手でも、ジュリアのカード(ジュリア&X対Sareee&X)入ったとしても、奈七永さんが相手だったとしても誰が相手だろうと、私はプロレスラーとして絶対勝ちたい。自分の力で勝利をあげたい」 こう力強く誓った石川。2020年5月にデビューしたアイスリボン時代が彼女の第1章だとすれば、昨年3月からのフリー期間が第2章。そしてマリーゴールド入団を果たした今年4月からが第3章。決して順風満帆ではなかった4年のプロレス人生。だからこそ「誰かに対してというより、自分のなかで納得できるまでやりたいなって気持ちが強いです」とロッシー小川新団体への強い決意を明かす。 3月7日だった。小川代表による新団体設立の噂を耳にした石川は参戦を直訴。昨年5月に実現した「中野たむ対決」以来、約1年ぶりに会った石川の思いを聞いた小川代表は「所属になりますか?」。これに石川は「お願いします!」。その間、10秒足らず。プロレスラー石川奈青の人生を自ら変えた瞬間だった。 昨年3月のアイスリボン退団後、石川はフリーとして活動。前述した「たむ対決」や9月に実現した世羅りさとの大流血ハードコママッチなど節目でインパクトを残してきたが、見方を変えれば印象に残っているのはその2試合だけ。フリーとしてJTOやプロミネンスに参戦するも何か爪あとを残したかと言えば疑問符が付く。アイス退団時でキャリア3年足らずの新人がフリーランスとして生き抜くのがたやすくないことは百も承知。それでも「這い上がってやる」「何か爪あとを残してやろう」、そんな思いすら当時の彼女には感じられなかった。 明るく楽しい、飲んだくれプリンセス。そんなイメージの石川だが、じつは心意気やリングに上がる意義を何より大切にする。だから、自分のために闘うフリーランスよりも、ファンのため、団体のため、彼女が大切に思う何かのためなら頑張ることができる団体所属のほうが彼女の生き方にはあっているのかもしれない。事実、新たな船出を迎えるマリーゴールドという新団体のために闘う、そんなシチュエーションは間違いなく石川に火をつけていた。
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