番組に復帰せずフェードアウト…新井恵理那『グッド!モーニング』産休&降板騒動に関係者が抱く違和感
8年間にわたり務めた『グッド!モーニング』(テレビ朝日系)の総合MC降板を、自らのSNSで明かしたフリーアナウンサーの新井恵理那(34)。昨年4月に一般男性との結婚と妊娠を番組内で報告し、6月から産休に入っていたが、番組に復帰することなくフェードアウトする形となった。 【写真】かわいすぎる…!新井恵理那「警察の制服に身を包み」はにかんだような笑顔を見せて… これを受けて、ネット上では降板を嘆く反応が上がる一方、一部では「挨拶なしでいなくなるのか」などの反応も見られた。また番組で公式発表する前に自身のSNSで報告するという“フライング”の対応を批判する声も上がり、『ナゼそこ?』(テレビ東京系)のMCに4月から復帰したことも物議を醸した。 しかし『グッド!モーニング』の番組関係者は「ここまでの騒動になってしまったのはテレビ局側の不手際に原因がある」と見ている。 「産休に入る前に反省会兼お疲れ様会があったんですが、挨拶に立った新井さんが番組スタッフの前で号泣したんですよ。普段はクールな彼女の感極まった姿がすごく印象深かったです。その様子を見て我々は『降板するんだな』と悟りました。 だから、“挨拶なしで降板”という表現には違和感があります。降板は新井さんの意向というより、役員やそのさらに上の早河洋会長(80)の案件だったのではないでしょうか。キャスティングに関しては、もはや現場のプロデューサーですら何も分からないという時代になっているので……」 新井は自身のSNSで〈中途半端に戻るのではなく、わたしはわたしで、新しい働き方を探っていきたい〉と、降板理由について明かしている。前出の番組関係者は、「子育てを考えれば、朝の情報番組を続けるのは難しい」と続ける。 「『グッド!モーニング』は夜中の2時半頃に現場に入り、6~7時間拘束されます。子育てとの両立が難しいことは誰より新井さんが痛感していたはずです。最大の問題は、コンプライアンスにうるさいテレビ局が令和の時代になっても、『産休即、降板』という昭和の悪しき習慣を踏襲してしまっていること。新井さんは功労者ですから、皆、思うところはありますよ」 別のテレ朝関係者が続ける。 「東山紀之さん(57)が『サンデーLIVE!!』の降板を会見で明かした際も、現場の番組プロデューサーレベルは全く知らなくて、目を丸くしていたそうです。年々現場の裁量は狭まっており、タチが悪いのは上層部の根幹に“リスクを取りたくない”という姿勢があること。新井さんがSNSでフライング報告したのも、煮えきらない局側の対応に対しての怒りもあったのではないか」 今回の騒動に際して、一部では新井がADら若手スタッフに厳しい態度で接していた、という報道があった。だが、前出のテレ朝関係者は否定した上で、その仕事ぶりについてこう続けた。 「新井さんは、今どき珍しい普通の感覚を持った人。さらに努力家です。そもそも、性格が面倒くさい人や仕事ができない人は情報番組のMCには起用できません。それを8年間も続けられたという事実が、彼女の仕事ぶりを物語っていますよ。 局としては、たとえば1つのコーナーだけ担当して本格復帰のタイミングを待つ……といった対応もできたはずです。実力がある功労者なのに、『今までと同じ働き方ができないなら降板』という選択肢しか提示できないテレビ局側の意識を変えていかなければいけない。女性が活躍できる職場を謳うのであればなおさらです」 テレビマンたちが願う、結婚や妊娠後も番組復帰できるような時代は、はたして訪れるのだろうか。
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