インドネシア大統領執務始め 新首都で完成前の大統領官邸
ヌサンタラ、インドネシア、7月29日 (AP) ― 2024年の独立記念日を新首都で迎えたいと意欲を見せるインドネシアのウィドド大統領は、現在進行中の建設工事や施設の不足にもかかわらず、7月29日から新大統領官邸で執務を始めた。 ウィドド大統領は遷都を計画中の新首都で、大統領の任期最後の数カ月を過ごす予定だったが、完成前の新大統領官邸で「今日から私はこの大統領府で、政府関係者を接待することにした」と出し抜けに記者団に語った。 ボルネオ島の東カリマンタンにある将来の首都ヌサンタラでは、来月の独立記念日式典までに、重要なインフラプロジェクトを完成させようと、急ピッチで工事が進められている。 大統領秘書室はテーブル、椅子、照明など大統領執務室に必要な家具をすべて準備しており、清潔な水、電気、インターネットの供給は「すべて順調に稼動している」という。 ヌサンタラでの第1回閣議開催の可能性について質問されたウィドド大統領は、一部の閣僚はまだ海外勤務中であり、主要プロジェクトの建設も進行中であるため、内閣官房が詳細を説明すると答えた。 (日本語翻訳・編集 アフロ)