24年新種牡馬の重賞一番乗り 唯一のステッペンウルフ産駒が北の大地でV
21日のホッカイドウ競馬門別開催の「第11回フルールカップ」でステッペンウルフ産駒のゼロアワー(北海道・佐々木国明厩舎)が勝利し、同馬の父ステッペンウルフは種牡馬として産駒が初重賞勝利。これは、今年から産駒をデビューさせる37頭の2024年フレッシュマンサイアーとして重賞勝利1番乗りとなった。 【写真】ゼロアワーこれまでの軌跡 ステッペンウルフは、新冠町のハクツ牧場生産馬。父サウスヴィグラス、母ディープキッス(その父アグネスタキオン)という血統で、祖母メジロカンムリはエリザベス女王杯2着馬。近親にはメジロイーグル、メジロアルダンなどがいる。 その現役時代はホッカイドウ競馬からデビューし、初戦は中団から脚を伸ばし、1番人気応えて優勝。栄冠賞3着、ブリーダーズゴールドジュニアカップ5着と重賞戦線で活躍し、デビュー6戦目のオパール特別で2勝目を挙げると南関東へと移籍し、2019年京浜盃で重賞初勝利。続く羽田盃でも3着と健闘している。通算成績は12戦5勝2着2回3着3回。 現役引退後は日高町の新生ファームで種牡馬となり、その初年度にたった1頭だけ生まれたのがゼロアワーで、その後は種付けの記録はない。